イントロダクションストーリー

 
写真展
 

若者たちに与えられた、美しくてほろ苦い特別な瞬間が焼き付いていました。
暗闇から光に向かって手を伸ばす緑の頃が、きっと一番輝いている。
「ほなまた明日」と未来が平等にあることの喜びを、スクリーンで感じたい。

外山文治(映画監督)

才能という怪物の残酷さ、容赦のなさを生々しく、
まっすぐ描いている姿勢に心が震えました。
丁寧に描くからこそ浮かび上がる監督の意地悪さが心地いい。

市井昌秀(映画監督)

この映画で起こる事象と、実世界の時間の流れは平行に隣り合っていて、
その上に一本の太い線が引かれたかのように共存していた。
揺れながら移動する映像に、自分の未来も重ねながら観た。

達上空也(映画監督)

道本咲希ゆう監督がおるそうやな
若いけどええもんもっとるで。まなざしと空気をしっかり撮っとる。
青春群像がひりひりしたり、ほんわかしたり、はらはらしたり、切ないわ
この先もたのしみやな。で映画の題名は?
「ほなまた明日」

香月純一(ndjc2019-21スーパーバイザー)

「この写真学科の"黄金世代"は彼らだったね」と後々語られていくであろう、
とある芸大生たちの青春白書。
夢に向かう切磋琢磨の裏で、彼らは向き合っていくのです
本音を話せる同期と出会ってしまった、罪と罰に。

長井龍(映画プロデューサー)

ナオも山田も仲間達も自分の写真を信じ進んで行く
心では「わわぁ〜〜」と叫びたいのに
自信と不安と諦めがごちゃ混ぜになりながらも恋心と友情は育まれてゆく
道本監督はそんな彼らをいとおしく見つめていのだと思う

熊谷聖司(写真家)

『とりつくしま』に感心してコメントを書かせていただきましたらば、
同じENBUシネプロ第11弾のこの作品も、その完成度の高さにびっくらこきました。
ワタクシ、別にENBUの回し者ではないです。ホントの気持ちです。
今の配信ドラマのスピードに慣れてしまっている私たちには、
ちょっとまったりしていて、まるで70年代の青春映画の匂い。
でも、あまりにも俳優たちがリアルで演出が丁寧だから、ナオの世界に没入してしまいます。
特に終盤からラストにかけてが素晴らしい。
映画館で観るべき映画です。
今、この『ほなまた明日』が上映されること。とても大事なことだと思う。

山内ケンジ(劇作家・映画監督)

どうしたってこの世界に生きているとしか思えない。
額縁のフレームが消えて、周りの景色との境目がわからなくなる。
そんな実存感のある絵に出会いました。

森田望智(俳優)

夢を追う中で誰もが経験する苦難や葛藤、
色々な困難を乗り越えるからこそ生まれる新しい出会いや絆は、
何も変えることができない青春。
夢を追いかける全ての方に観てほしい作品です。

PSYCHIC FEVER 中西椋雅(アーティスト)

言葉では誰も傷つけない令和の若者達の夢に向かう姿が、カメラのシャッター音に閉じ込められた。
誰もがナオになれるわけじゃない。でも誰もがナオの時期だってあった。
ヒリヒリします。

瀬戸カトリーヌ(俳優)

誰かにとっては楽しそうで、パワーがあって、たいしたもんでも、
本当に見ている景色は本人にしかわからない。
いつまで歩き続けなきゃいけないんだろう、
いつまで自分という数を増やさなくちゃいけないんだろう。
そんなことを考えていたことが自分にもあったことを思い出して、
今もずっとそれを考え続けていることを再認識した時間だった。

小谷実由(モデル)

“敵わない人”と出会って、もがいて苦しんで、ギリギリ踏ん張って、また前を向いて…
何度も繰り返しながら、一生懸命生きている。
『ほなまた明日』を観て、いつかの自分と重ねる人は多いんじゃないかなと思います。
私はそうでした。
夢に向かいながら負けじと生きる彼女達を、ぎゅっと力強く抱きしめたくなりました。

荒井愛花(俳優)

何者かになるためには立ち止まっていられない、進むしかない日々。
でも、シャッターを切る瞬間だけは足を止めて、いまと向き合う。
目の前の誰か、自分のいる場所から逃げ出さないために。
写真を通して他者と会話し、自分自身とも会話しながら、
明日を歩いて行くための道をそれぞれが見つけていく姿に、
夢と現実が入り混じるこの世界での、素直な生き方を見たようです。

JOY HIKARI(イラストレーター/デザイナー)